我が家での授乳事情を元に、パパが協力できること、ママをサポートして助けられたことを考えてみます。ママに実際どうだったかを改めて聞いて、それを元にまとめました。
我が家の授乳について
ママは息子が生まれてから1ヶ月目はママの実家で過ごし、2ヶ月目からは自宅に戻りました。基本はおっぱいから授乳をして、夜中やおっぱいが出ないときに粉ミルクを使用する授乳スタイルです。断乳は1歳を迎えたのを機に、まとまった休みが取れるお盆休みに行いました。
授乳初期
実家で過ごしていたときの、産後1ヶ月~2ヶ月頃。ママはこんなことを考えていた
- 出産して分かったが子どもが生まれたときからすぐに乳首を吸うことができない
- 臨月ごろには乳首から母乳がでるので乳首を引っ張り、授乳練習をしておくとよい
- 産後1-2ヶ月は母乳量が安定せず、子どもに乳が足りているのか不安になる(ネットで授乳の記事を読みまくったりした)
- 息子は3,000g以下で生まれたので、体が小さい子は一回量が飲めずに頻回授乳になる。体が大きくなる3ヶ月までは寝不足を覚悟して沢山授乳する。飲めなくても授乳する。
ここでパパが考えていたこと
- パパとしてはおっぱいからの授乳は参加できないのでどうしていいか分からない
- 何かしたいけど何ができるか分からない
- 授乳中にできることを直接ママに確認する
- ミルクを飲ませるのに必死
私の場合、パパになって何ができるのか考えていました。パパの自覚がだんだんと出てきた頃です。しかし、おっぱいからの授乳はママにしかできない為、何ができるか分からないでいました。そこで、直接ママに確認していました。その時々で必要な対応が違うので、最初は聞いて確認します。そうすることで、今はどんなことが必要かがわかってくるようになります。
パパができること
- 授乳中傍にいて話し相手になる
- おっぱいでミルクが足りなかった場合、追加のミルクを作る
- 飲み終わった後のゲップを出させてあげる
- 哺乳瓶からの授乳だった場合、哺乳瓶の洗浄・消毒をする
授乳中期
産後3ヶ月過ぎ、授乳スタイルが決まってきたときママが考えていたこと
決まってきた授乳スタイルは2種類
①自分が起きて座って授乳
②添い乳
面倒くさがりだったので、添い乳スタイルを多用していた。夜中何回も起き上がり抱っこしての授乳がきつく、平均して一晩で5~6回はあった為このスタイルに落ち着いた。
しかし、授乳期間は1年以上あるので今考えると①でちゃんと飲ませればよかったかな
とも考えたりするが、自分がやりやすい方法をみつけて模索していく必要あり。
「自分が起きて座って授乳」の良い点
赤ちゃんがちゃんと上向きになるのでしっかりした量の母乳を飲める。つまりおなかが満たされ寝る時間も長くなる。
「自分が起きて座って授乳」の悪い点
夜中だろうがとにかく起き上がり、抱っこして授乳が面倒。
「添い乳」の良い点
ねはん像のように横になり授乳できるので楽。抱っこしないのが楽。いつでも授乳できるのが楽。
「添い乳」の悪い点
赤ちゃんも横向きで乳首をくわえるので沢山の量が飲めない。よって良くおきてしまう。寝ながらの授乳姿勢は肩、腰が辛い。
ここでパパが考えていたこと
- ミルク作りにもなれて余裕が出てくる
- ミルクをあげるのが楽しみになる
- 子育てをしていると実感できる
- でも夜に飲ませるのはしんどい
- 仕事から帰ってきたら少し休憩したい
授乳中期になってくると、ミルクを飲ませる一連の行動に慣れてきます。慣れてくることで、ミルクのときに赤ちゃんをよく観察する余裕も生まれます。観察して気付いたことはママに話して一緒に共有するとコミュニケーションになりますし、ミルクをあげることが楽しみになります。また、この時期にはうちの場合は母乳と粉ミルクを半々くらいにしていたので、ママがフリーになる時間をつくことができました。
しかし最初は必死で刺激もありましたが、人は慣れてくると嫌な部分、めんどくさい部分がだんだん大きく見えてきます。仕事から帰ってきたら休みたい、夜は寝たい…。
こういったときは、感情的になりやすいのでまずは冷静になること。そして、ママとしっかり話をすること。ママも同じように辛いので、話し合って週に一度お互いにフリーの時間を作るといった対策を決めておくのも良いです。また、どうしても疲れているときはちゃんと話して休ませてもらうようにしました。
パパができること
- ミルクをあげているときに赤ちゃんを観察する
- ミルクをあげることを楽しむ
- 感情的にならずに冷静にお互いの気持ちを話す
- 休める時間を作れないか考える
卒乳
卒乳は一つの区切りとして1歳の誕生日を目安にしました。そして、まとまった休日がちょうどお盆休みで取れるのでこの期に決行。
そろそろミルクをやめようかと考える1歳ごろ、ママが考えていたこと
卒乳の印象としては別れ話。息子の成長とは分かっていても、離れていくから寂しい思いがすごい。1年と短い期間だが、これまでの日々が走馬灯のように思い返される。最後の授乳が終わった後、「もうあげられないんだ」と思った瞬間に寂しさが溢れた。
ここでパパが考えていたこと
- ミルクをやめる(卒乳)ことをあまり考えていなかった
- どうやるのか分からない
- 卒乳するには、まとまった休みのときが良いな
- ミルクをあげることがなくなると寂しい…
おっぱいをあげなくなる日を想定していなかったのが正直なところです。ミルクをあげることは、赤ちゃんやママとの大事なコミュニケーションになっていたので寂しいと同時に不安も感じました。しかし、赤ちゃんの成長には大事なこと。卒乳できるようにママと2人で計画を話し合いました。
パパができること
- 卒乳できる予定を立てる
- 卒乳日は寝れないことを覚悟する
- 卒乳ではママに頼らないようにする
- 牛乳などミルク以外の飲み物を用意しておく
- 卒乳でママも寂しいのでしっかりフォローする
卒乳を決行しやすい予定をいくつかピックアップ。その中で都合も良く予定も合ったお盆休みに決定。卒乳日はおっぱいを所望されても、他の飲み物などに気をそらせてあげないようにしてパパとの時間を増やしました。おっぱいやミルクから、牛乳など他の飲み物へうまく移行できるように頑張ります。
一番大変なのは夜で、これまでおっぱいを飲んでいたことを考えると赤ちゃんも不安です。優しく安心させてあげるように心掛けました。自分は寝れないのを覚悟しておいたほうが良いです。その為、次の日の昼に少し寝かせてもらえるように実家に協力してもらえると助かります。
また、いつも吸い付いてきた赤ちゃんがいなくなるので、ママも寂しい思いをしています。赤ちゃんだけじゃなくて、しっかりママもフォローして卒乳を終えたいところです。
最後にママからの豆知識
「授乳服」は重宝した。夜中冷えるときに服を捲り上げるのが嫌な人はあっても良いと思う。外出着にはボタンタイプの上着やジッパーのパーカーなどで乗り切れるので良いものは不要。
↑パーカータイプはこんな感じでゆったり着れるのが楽。とにかく使い勝手がいいものを優先。
↑授乳服は重ね着風のものがおすすめ。地味なものが多い授乳服でちょっとおしゃれした感がでる。化粧やおしゃれしてる余裕がなくなるから少しでも気分良くできるものを。
あと、「授乳クッション」があると楽。夜中は使ってる余裕がない(面倒になるしちょっとでも寝たい)けど、日中だけでも使えると腕が楽。授乳は毎日のことで長期戦だから、ちょっとでも疲れないようにした方がいいと思った。ただでさえ腕だけじゃなく、肩甲骨・腰とか体中が痛くなってくる。
↑腰に巻いて後ろで留められるタイプが楽。気を抜くと寝てたりするから、留められると落下とかズレ防止対策になる
2人で話しながら見返してみると、いろんな苦労があったんだなぁと改めて思います。今も違った子育ての悩みがありますが、こうやって乗り越えて笑って話せるようになっていたいと思います。