薬を嫌がる2歳の息子とちゃんと向き合ったら進んで飲むようになった

幼児に薬を飲ませるのは大変

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「幼児に薬を飲ませるのは大変」これは私が勝手に思い込んでいた固定観念です。この思い込みがあったせいで、薬を飲んでもらおうと試行錯誤していた事は逆効果になっていました。

 

薬を飲んでもらおうとして失敗したこと

薬を飲んでもらおうといろいろ試して失敗した事をあげていきたいと思います。

  1. 薬を作る時(粉薬は水を加えて練るタイプ)、息子に見えないようにこっそりする
  2. 一人が息子をつかまえて、もう一人が薬を飲ませる
  3. 飲ませるときは上顎に薬を塗るようにして飲ませる(シロップの時は口の端から飲ませる)
  4. 市販のゼリー状のモノで薬を包み込んで飲ませる
  5. ジュースに混ぜて気付かれないように飲ませる

この方法の中で、成功している子もいると思いますがウチの子には効きませんでした。

 

1~5の方法で、どのような結果になったのか

失敗した行動の1は、すぐに気付かれます。こっそりやっていても、子どもは鋭く何かを察知して警戒します。そして、警戒されるので2のようにつかまえて、3のように飲ませていました。ちなみにこの飲ませ方は病院で教えて頂いたやり方で、こうすることで吐き出されずらくなるそうです。しかし、息子も慣れてくると「吐き出し方」を覚えてくるのでなかなか難しくなってきます。また、無理矢理飲ませる形になるので気持ちの良いものではないです。

そこで、別の方法を模索して4や5のような方法をとりました。「市販のゼリー状のモノ」で薬を包む作戦は、息子の性格上失敗に終わりました。息子は初めて食べるものは、注意深く少ししか食べずに味を確認します。その為、ゼリーで包んでも口の中で薬を出してしまい吐き出されてしまいました。

ジュースに混ぜるやり方も、何かいつもと違う味を察して吐き出しました。

 

失敗を踏まえての考察

実際に息子がどんな薬を飲んでいるのか、確認して実感してみたらどうだろうか。ここで初めて、私は薬の味を確認しました。その味は「甘い」。抗生物質は少々苦いですが、甘い薬と混ぜてしまえばそれほど嫌な味ではありませんでした。

そもそも、息子はフルーツやお菓子など甘い食べ物が好きだ。そして薬も甘い。甘さの性質は違うにしても、食べられないものではありませんでした。

ではなぜ嫌がるのか。こそこそ薬を作る事で息子を警戒させ不安にさせているのではないか。変に誤魔化すことで、よく分からないモノを食べさせられる不安があるのではないか。

そう考えて、今までとは全く違うやり方で薬を飲ませてみようと思いました。

それから実行して成功したこと

 

まず、薬を作ることを息子の目の前で行いました。「今からお薬作るからね」と言って、何をしているのか、何を飲まされるのかを目の前で本人に分かるようにしました。

そして、できた薬を息子自身の手で、自分のタイミングで味を確認させるようにしました。「薬ができたよ。舐めてみて」そう言うと、自らちょっとだけ指につけて舐めました。「どう?甘い?」と聞くと「甘い!おいしい!」とまさかの答えが返ってきました。そこから自分で進んで少しずつ指にとって舐めていきました。3舐めくらいしたところで、残りの薬を私の指に取り「はい、どーぞ!」と言って口に近付けるとパクっと食べてお薬の時間が終了です。

 

すべては自分の思い込みで、息子をちゃんと見ていなかった事が原因

「薬=子どもが嫌いなモノ=飲んでくれない」という自分の思い込みが、息子を不安にさせていたんだと気付きました。

息子が嫌がっていたのは薬ではなく、パパとママに無理矢理飲まされること。自分がよく分からないモノを、いきなり口に入れられること。

今回の事で、ちゃんと息子を見ていなかったんだなと反省しました。ネットでいろいろ方法を探す前に、きちんと息子と向き合ってみるべきでした。

同じような悩みのある方は、自分に思い込みがないか、子どもをちゃんと見て何が嫌なのか察してあげられていたかを考えてみると、解決の糸口が掴めるかもしれませんよ。