助成金でお得にしっかり地震対策
地震のニュースが流れるとウチも何か対策しなきゃという思いに駆られ、いくつか対策しています。対策には費用がかかりますが、自治体によっては助成金を行っている場合があります。うまく活用することでお得にしっかりした対策をすることができます。
まずは市役所で確認
地震対策で助成金制度についてと、関連する情報が何かあるかを確認。すると、知らないだけでいろいろな制度があることが分かりました。
- 耐震診断・耐震補強工事・シェルター設置等の助成
- 耐震ブレーカー・転倒/落下防止器具等の購入費、工事費の助成
- 防災用品の斡旋がある
- 緊急避難場所等の防災マップをもらう
1は大掛かりな対策ですが掛かった費用の1/3や1/2を助成してくれるということでした。金額的に高額になるのでしませんでしたが、こういった対策をする場合は是非活用したいところです。
2は掛かった費用の1/2を助成してくれるとのことで、すぐに対策もできるので転倒落下防止器具を設置することにしました。詳しい内容が書かれている書類と申込書などを頂きました。
3は自治体で防災用品を定価より安く斡旋しているとのことでした。しかし、先日わが家は防災用品をそろえたばかり…。
4はお話を聞いていて必要そうなものを持ってきてくれました。また、講習会や防災センターもあると教えていただきました。ありがたい。
※地震対策の助成金制度があるかないか、いくらまで助成されるかなど、自治体によって差があるようです。
転倒防止器具を調査
今回は冷蔵庫とクローゼットに転倒防止器具を取り付けることにしました。助成内容は購入費用の1/2を助成。助成上限は5,000円。とうことで、購入金額の半分は戻ってきます。上限が5,000円なので、購入費用はMAX1万円まで助成対象になります。
効果大なのは「L字金具」。次に中程度の効果なのが「チェーン」「ベルト」。効果小なのが「伸縮棒(ポール)」「マット」「ストッパー」。
効果大「L字金具」/効果中「チェーン」「ベルト」
見てわかる通り、強度は高そうですね。ただこれ壁に穴を開けないといけないやつです。賃貸マンションの我が家ではきつい…。
効果小「伸縮棒(ポール)」「マット」「ストッパー」
賃貸万章でできそうなのは「伸縮棒(ポール)」「マット」「ストッパー」になるわけですが効果小が気になります。これを解決するには「伸縮棒(ポール)」と一緒に「マット」「ストッパー」を組み合わせて設置すること。
また、天井から家具までのスペースが短い、家具に奥行きがあると効果が高まるとのこと。今回検討している冷蔵庫とクローゼットはどちらも天井に近く奥行きがあるので効果は高そうです。
※何を買うか決まったらそのアイテムが助成対象にあたるか確認すると安心です
気になったデータ
今回、いろいろ調べていて気になったのが以下の2つのデータ。
①平成22年12月1日~平成29年8月31日までに消費者庁には、家具等の転倒によるケースでの事故報告が41件寄せられた。そのうち、8割が6歳以下の子ども。海外でも多くの報告があり、死亡事故も発生している。
家具やテレビの転倒に気を付けましょう!―下敷きになった子どもが死亡する事故も―
②近年の地震による怪我の原因では30%~50%の人が家具類の転倒・落下・移動によるもの。また、転倒したが家具が出入口を塞いでしまう、本などが火元に落ちて火災が発生する、といったリスクも。
家具類の転倒・落下・移動防止対策 - 東京消防庁 - 東京都
①は普段の生活でのことで、いろいろなケースも紹介されていました。もしもがあってはいけないのでリスク回避したいですね。②のデータは地震が発生した場合で、かなりリスクが高くなっていることが分かります。家具が転倒した後のことまでは考えていませんでした。
アイリスオーヤマの伸縮棒とマットを購入
何を買うか決まったところで、商品を見ていきます。比較してみて評価が高いところだとアイリスオーヤマ。その中でも「KTB-50」が良さそうだったので決めました。
- 公的機関の振動試験(震度7相当)で効果を実証済み
- 設置面が広いのでしっかり固定できる
- 設置面は発泡ポリエチレン素材で傷つきにくい
- 防災講習で紹介されたとの口コミ情報あり
価格も手ごろなのでコストパフォーマンスも良いと思います。
サンワダイレクトの耐震ジェルを購入
耐震マットは耐荷重が難しかったです。まず冷蔵庫につける想定ですが、冷蔵庫の重さがどのくらいなのかが分からないので調べてみました。たいたいの目安がこんな感じ。
- ~200L :30~40kg
- 201L~300L:40~50kg
- 301L~400L:60~70kg
- 401~500L :80~95kg
- 500L~ :100~120kg
うちの冷蔵庫は517Lなので100~120kg+冷蔵庫の中身が総重量になります。余裕をみて耐荷重150kg以上のマットを探しますが重すぎると商品自体が少ないです(テレビ用はいろいろあるんですが…)。ちなみにうちの冷蔵庫はこれを使ってます↓
やっと見つけたのがこちら。「タンスや冷蔵庫などの大型の家具家電に貼り付けられます」と表記あり。口コミを見ると機能は高評価。気になったのは粘着力が強くてほこりが付きやすい。粘着力が強力だとこういうこともあるのか、と思いましたが機能が高いことの証明と思い目をつぶりました。
設置してみる
伸縮棒は突っ張り棒と同じ要領なので手順に従い設置していけばOK。耐震マットも貼り付けるだけで簡単です。が、冷蔵庫が重すぎるので耐震マットの取り付けはちょっと体力がいります。ここは頑張るしかないですが…。あと、先に突っ張り棒を取り付けると耐震マットが付けられないので注意です。
必要書類をそろえて申請する
私の住んでいるところでは、以下の4点が必要でした。
- 申請書
- 口座振替依頼書
- 本人確認書類
- 領収書のコピー
書類をそろえて郵送します。無事、審査が通ったら交付決定通知等が送られてきます。あとは期日に口座へ振り込まれて助成金を受け取ることができます。少々手間はかかりますが、助成率も高いので制度がある地域にお住まいの方は絶対利用したほうがお得です。
防災グッズについてもこちらに書いてみましたのでよければ参考にしてください。