気になる食品ロスアプリ、No Food Loss・Reduce GO・TABETEを調べてみた

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日本で問題になっている食品ロス(フードロス)。食べられるのに捨てられてしまう食品が多くて、もったいないですよね。最近では、この食品ロスを減らすことを目的としたアプリがいくつか出始めています。TVでも紹介されていたりして気になったので、調べてみることにしました。

 

 

日本の食品ロスってどのくらい?

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食品ロスとは、食べられるはずだったのに捨てられてしまった食品のことを指します。廃棄の理由は賞味期限切れや食べ残しなどです。こういったロスがどのくらいあるのかというと…

日本では、年間2,759万トン(※)の食品廃棄物等が出されています。このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は643万トン(※)。

※農林水産省及び環境省「平成28年度推計」

引用元:食品ロスについて知る・学ぶ | 消費者庁

この食品ロスは、世界の食糧援助量の約2倍に相当する量だそうです。ものすごい量で、もったいないですね。

わが家の兄弟には、是非こういった現状を知って適切な量の食事をしてほしいと思いました。まだ小さいうちは食べムラがあって難しいですが、自分の食べられる量を把握して食べ残しを減らせるようにできたらなぁと思います。

 

No Food Loss

アプリの使い方
  • お店・商品クーポンを選択 ⇒ クーポンをレジで見せる ⇒ QR認証 ⇒ 購入する個数を選んで会計

 

アプリから対象商品のクーポンを選択して、選んだお店に行って使用することで食品ロスを減らせるアプリ。利用無料。

アプリ画面では商品・価格・割引率等が一覧で確認できて、シンプルな画面構成になっていました。クーポンはパン類・飲み物・洋和菓子等が50%OFF、お酒が30%OFFという割引率が多かったです。掲載期間は長めで、見た中で一番長かった残り時間には50時間というものもありました。

気になる利用店舗は約100店舗ほど。現在のところ、コンビニのポプラ系列やコミュニティストアの一部店舗のみでした。

 

・店舗一覧はこちらから確認できます。

 

「No Food Loss」の私見

普段の通勤等で使用している沿線に対象店舗がある人、コンビニでご飯を良く買う人にはメリットが高いアプリかと思います。私の場合は沿線に対象店舗が1店舗で、ご飯をコンビニで買うことが少ないのであまりメリットが感じられないと思いました。

また、私が住んでいる場所には対象店舗が0でした。ちょっと手抜きをしたいときに利用できればと思いましたが、なかなか難しいようです。対象店舗が増えてくるとメリットがありそうなので、これから増えていくことに期待します。

 

Reduce GO

アプリの使い方
  • お店を選択 ⇒ 詳細画面から注文 ⇒ 指定の時間に受け取りに行く
  • 月額2178円(税込)、1日2回まで注文可

 

アプリで余剰食品を探して、直接店舗に受け取りに行って食品ロスを減らすアプリ。使い方は「No Food Loss」と似ていますが、こちらは月額制です。

TVで紹介されていて、実際にアプリを使って注文から余剰食品の受け取りまでをやっていました。かかる費用は月額料金のみで、食品を受け取るときに料金はかかりません。お店で注文の確認をして受け取るだけでした。

対象店舗は約200店舗。東京中心にレストラン、お弁当屋さん、居酒屋といった店舗でバリエーションがありました。

 

・店舗一覧はこちらのサイト様がわかりやすかったです。

 

「Reduce GO」の私見

店舗が東京中心なので、全国的には使いにくいです。サービスをフル活用した場合、

 月額2178円 ÷ 60回 = 1食あたり36.3円  となります。これはかなりお得な金額です。東京で利用回数を稼げる人にとっては食費を大きく減らせるチャンスがあります。ただ、私の場合は仕事をしながらフル活用するのは無理だと思いました。

また気になった点はアプリに登録しないと、どんなお店があるのか、どんな商品があるのかが見えないところ。私の場合はTVで紹介されているのを見ていたので、イメージしやすかったですが、見てない場合は不明なことが多くて怖いものがあります。アプリの使用が先払いの月額料金が必要なので、最初のハードルが高いように感じました。

 

TABETE

アプリの使い方
  • 商品を選択 ⇒ 受け取り予定時間・個数を選択 ⇒ お店に受け取りに行く

 

「Reduce GO」と同じようにアプリで余剰食品を探して、直接店舗に受け取りに行って食品ロスを減らすアプリ。

商品を検索して受け取り予定時間と商品の個数を選択。予定時間にお店に受け取りに行きます。TABETEでは受け取りに行くことを「レスキュー」すると表現していました。

対象店舗は約500店舗。東京中心ですが、各地に増えていってます。対象店舗のバリエーションも豊富です。

 

「TABETE」の私見

東京中心ということで、やはり全国的には使いにくいです。良かったのはPCサイトへアクセスすると、現在のレスキュー商品や店舗がすぐに検索できるところです。どんなお店や商品があるのかすぐに分かります。商品の注文前まで実際の画面で利用できるので、使用にあたって安心感があります。

割引率は20%~30%OFFが多いように感じましたが、お店によってバラつきがあるので見る日によって印象は変わりそうです。

 

まとめ

今回は3つのアプリを調べてみました。「No Food Loss」はコンビニを良く利用する人向け、「Reduce GO」はがっつり利用できる人向け、「TABETE」は手軽に利用したい人向けといった感じでした。うまく使えればかなりメリットがありそうです。

食品ロスを減らしつつ、外食をお得にいろいろな料理を食べられる。こういった取り組みは素晴らしいです。まだまだ対象店舗が少なくいので、もっと普及してくれると良いなぁと思います。