年間100冊以上の絵本を読んでみて、うちの長男くんにはある傾向が見えてきたのでまとめてみます。どういった絵本を好きになったか、なぜ好きになったんだろうといった推察をしてみました。
「好きな絵本」の5つの傾向
好きな絵本には大きく分けて5つの傾向がありました。
- 一緒に参加できる絵本
- テンポが良い絵本
- 料理の絵本
- うんちやおならの絵本
- 自分が楽しかった延長線上の絵本
この傾向で当てはまった絵本を例に紹介していきます。ちなみに、長男くんは活発な子で家で遊んでいるのが苦手です。また、いろいろなことに興味津々なものの、慎重派でしり込みする傾向にあります。
①一緒に参加できる絵本
《 遊び絵本 》
遊び絵本は、探したり迷路になっていたり、遊べるようになっている絵本です。仕掛け絵本も良いですね。
きんぎょが にげた
「きんぎょが にげた」は、にげたにんぎょを探す絵本です。「どこに にげた?」で、長男くんが探し始めます。絵本を読み始めたときに良く読みました。「どこかな~?」と、一緒に遊んでいる感覚で楽しいようでした。今でも次男くんに読んであげるときに、一緒に参加しています。4歳になっても好きで、きんぎょ探しをしています。
《 体感型 》
体感型の絵本は、描いてあることと同じことをする絵本です。
ピッツァぼうや
「ピッツァぼうや」は、雨の日に遊びに行けない不機嫌なぼうやをどうにかしようとするお話し。考えついたのは、ぼうやを材料に見立ててピザを作ること。チーズをのせたり(のせるフリ)、釜戸(ソファーの上)で焼いたり。
この絵本を読んでいる最中や読み終わってから、ピザに見立てて作っていくところを実際に長男くんにもしています。こういうふうに絵本と同じように参加できると興味を持って聞いてくれました。
②テンポが良い絵本
テンポが良い絵本は、1ページの文字数が少なくて次の展開までが早い絵本です。
ねずみくんシリーズ
「ねずみくん」シリーズはシンプルな展開でテンポ良く読めるので、最後まで目を離さずに見てくれます。特に「ねずみくんとゆきだるま」がお気に入り。また、絵本ごとにメインカラーが決まっていて読んでいてキレイだな~と思いました。この色使いはとても読みやすく、見やすいです。
③料理の絵本
料理が好きな長男くんらしい傾向です。興味のあるテーマが絵本になっていいると自然と見てしまいますね。料理好きな様子は、こんな感じで過去に記事で紹介しています。
しろくまちゃんのほっとけーき
「しろくまちゃんのほっとけーき」はタイトルのまんまで、しろくまちゃんがホットケーキを作っていく絵本です。後日この絵本のように卵を割ったり、本当にホットケーキを作ったりしました。調理過程を実際にやってから読むと、さらに楽しくなっているようでした。
④うんちやおならの絵本
だいたいの子どもが無条件に好きです。特に男の子。なぜでしょう?
おならおばけ
「おならおばけ」は、夜におならをしたらおばけになって、いろいろと楽しいことをするお話しです。全編にわたって「おなら」が活躍するので、テンション高めに見ています。読む絵本に困ったら、この手の絵本を選ぶとハズレないですね。
⑤自分が楽しかった延長線上の絵本
楽しかった延長線上の絵本は、今まで楽しかったことを増幅してくれるような絵本です。
しんごうきピコリ
これまで紹介した「ねずみくんとゆきだるま」では、読んでいるときに雪が降って一緒に遊んだときの話をしていました。雪で遊んだことがすごく楽しかったようです。
「しろくまちゃんのホットケーキ」では、実際に作ることでさらに楽しんで聞いていました。
最近では「しんごうきピコリ」。信号機の色が変わっていって色に合わせた行動をしていくお話しです。ふつうの信号機は赤・青・黄ですが、ピンクや紫といったありえない色が登場します。
信号機は一緒にお出掛けをしていて、早い時期に覚えてもらったルールです。公園で「はしる!」「とまる!」といって覚えたことを実践しながら遊んだりもしました。そんなこともあって、信号機は楽しい思い出の延長で絵本の中ではさらに楽しいことが発展されていて最近のお気に入りとなっています。
「楽しかった延長線上」の絵本はリピート率が高い
楽しかった延長線上にある絵本は、リピート率が高いです。何度も「よんでー!」と持ってきます。もちろん絵本自体の面白さもありますが、楽しかった思い出がさらにワクワク感を引き出しているんじゃないかと思っています。
最近では遊ぶ幅が広がって、好きな絵本も増えてきました。これからも、もっと遊びや好きな絵本を増やせてあげられるようにしていきたいな思います。
これまで読んできた一部の絵本を、子どもの反応と感想を交えて書いています。合わせて参考になれば。