小学校の入学前の準備は何をすればいいのか、準備を始める時期、助成金、実際にかかった費用。全くわからなくて不安だったので、準備したことを整理してまとめます。
入学準備を始める時期は?
まず、入学の準備は始める時期についてです。通常は入学説明会後、準備する一覧表を基に揃えていきます。この時期から準備を始めて十分に間に合います。
私の場合は以下のスケジュールで準備をしました。11月下旬頃に自治体から学区の案内と確認書類がきました。基本的には住んでいる住所で区分けされています。1月中旬頃に入学書類が届いたので、このあたりから揃えられそうなもの準備しました。2月中旬に入学説明会。この説明会で入学前に準備しておく一覧表が渡されたので、残りの必要なものを一気に揃えました。
余裕をもって準備をしたい人は?
余裕をもって始めたい人は学区が決まった12月頃から動いていました。この時期は準備する一覧表が渡されていないので、小学校に通っているママ友に聞いて情報を集めます。早めに動くことのメリットはいくつかあります。
- フリマアプリが安く売っていることがある(まとめ買い)
- 地域のバザーで出品されていることがある
- ゆっくり準備できる
ただし、学校側から準備するものに条件があり、新入学から条件が変わったりすることがあります。せっかく早めにそろえても、使えなくならないように注意が必要です。また、事前に買ったものより取扱店で買った方が安く済む場合もあります。不安な場合は入学説明会まで待つのが無難です。
就学援助の「入学準備金」とは?
入学準備金は小学校入学前に必要なものを準備するために、自治体が援助してくれる制度です。援助を受けるためには、いくつか条件があります。援助の条件は各自治体で違いがあるので、詳細は役所の窓口やホームページ等で確認しましょう。
生活保護を受けている場合は、要保護者。一定の項目費当てはまる人は準要保護者となります。
ちなみに、私の場合は入学書類の中に申請書が入っていて所得の条件が該当しました。所得は源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」です。「支払金額」は年収を指していて、所得ではないので注意。年収と所得で金額がかなり違うので、該当しないと思って申請をしないともったいないです。
入学準備にかかった費用一覧
実際に入学準備にかかった費用の一覧です。準備は1月下旬から少しずつ用意。ランドセルは前年の6月に用意しました。
ランドセル | 66,000円 |
水筒 | 3,000円 |
体操着袋 | 1,000円 |
給食袋×2 | 600円 |
ランチクロス×2 | 2,000円 |
筆箱 | 1,500円 |
体操着・上 | 2,500円 |
体操着・下 | 1,800円 |
紅白帽 | 660円 |
上履き | 2,100円 |
通学帽 | 2,200円 |
防災頭巾 | 2,300円 |
防災頭巾カバー | 1,100円 |
合計 | 86,760円 |
その他、入学式で頂いたもの
ちなみに、入学式当日に頂けたものがありました。事前の案内にはノートや鉛筆といった文房具は学校で共同購入とのことでしたが、入学式で自治体やPTAから贈呈されて頂きました。教科書は国から無償で支給されます。
無償で頂けたものはこちら。
- 教科書
- ノート
- 鉛筆
- 防犯ブザー
- ランドセルカバー
準備でお店の方に伺ったこと
①体操着の枚数
幼稚園までの感覚だと、替えとして2着用意していることが多かったので確認です。体操着は基本的に上下で1着ずつで問題ないとのこと。「運動会が近づいてきて練習が多くなってくる頃に2着目を買う方もいますが、通年で1着の人が多いです。」とのことでした。時季を見て必要そうなら後から購入することにしました。
②上履きのサイズ
上履きを履いて足の親指がちゃんと一番前まで入れた状態で、かかとに人差し指1本分の余裕があるのが目安とのことでした。
足にぴったりだと痛かったりすぐに履けなくなったりします。逆に余裕をもちすぎると、脱げてしまったり転倒の危険があるとのことでした。
また、普段履いている靴とサイズ感が違っている場合もあるので実際に履いて確認してみるのが無難です。
入学準備金と実際にかかった費用の比較
入学準備金で頂いた金額は約50,000円でした。実際にかかった費用は86,760円だったので、半額以上を賄えたことになります。準備費用の大部分を占めるランドセル代を、だいぶ補填してもらった感じでしょうか。かなり、ありがたい援助でした。
小学校6年間の学校徴収金はどのくらい?
入学式で小学校6年間の月別徴収金の一覧を頂きました。かかる費用の内訳は、給食費・PTA教材費・積立金・手数料です。
- 1年生~4年生:年間 6,5000円~70,000円
- 5年生~6年生:年間 90,000円前後
高学年になると、修学旅行や卒業アルバム費用などの積立金が加わって費用が増えます。月ごとに徴収され、年度初め4月の費用が一番多いです。
支払いについては、私の地区ではゆうちょ口座での引き落としでした。東京ではゆうちょを指定している地区が多いです。
小学校6年間の就学援助はある?
「入学準備金」と同じで、いくつか条件がありますが、自治体から就学援助が受けられる場合はがあります。こちらも要保護者または準要保護者の区分があります。各自治体で援助方法や内容が違いますが、だいたい以下の費用が援助対象になっていました。
- 給食費
- 学用品費
- 校外活動費
他には、卒業アルバム費・メガネ費・クラブ活動費といった援助がある自治体もみられました。自治体によっていろいろ特色がありますね。
いくつか自治体の援助項目を見ましたが、給食費はどこも全額援助されるようでした。援助方法は現物支給や実費精算等、自治体によってやり方が違いました。援助費用についても各自治体で地域差があるので要確認です。
就学援助と学校徴収金の比較
私の場合は毎月の学校徴収金で低学年だと、給食費・学用品費が援助対象でした。この援助だけで、学校徴収金の9割以上が賄えます。高学年では郊外活動費・卒業アルバム費が援助対象でしたので、こちらも学校徴収金の9割以上が賄えることになります。
援助対象外なのは、PTA費・手数料。他に積立金がありますが、用途が郊外活動費だった場合は対象になりそうです。
まとめ
小学校の入学準備ではいろいろと出費がかさみますが、6年間でかかる費用は大部分が援助されています。自治体からの援助はかなり手厚いと感じました。
他に想定される費用は、スマホ代や塾・習い事でしょうか。また、おこずかいは、いつから、いくらにするかも悩みどころかな…。
今回まとめてみて良かったことは、具体的な費用感がつかめたところ。金銭的に漠然とした不安がありましたが、予定されている費用と援助が見えたことで必要な金額が把握できました。これから先のことを考えやすくなるかなと思います。