こどもたちがパソコンで動画を見る機会が増えて、姿勢が良くないのが気になっていました。小さい時から悪い姿勢が身についてしまうと、大きくなってから体に不調が出ると思うので今のうちから改善していきたい。そこでバランスボールを買って試してみることにしました。
姿勢が悪い現状と悩み
パソコンで動画を見る時間が増えて、椅子に座っている時間が増えてきました。あまり見せすぎるのは良くないと思いつつも、外出できないときは動画を見てしまう傾向にあります。
動画を見ているとだんだん前のめりになっていき、姿勢悪くなっています。注意はするものの気付いたら元の姿勢に…。怒りたくはないし常に見ているわけにもいかないので、どうにか姿勢が悪くならないように良い姿勢をキープしてほしい。
椅子からバランスボールに変えてみる
姿勢改善にどんな方法があるのかをリサーチ。そのなかでバランスボールが効果が期待できそうだったのと、子どもたちも楽しめるんじゃないかと思って変えてみることにしました。大人でもオフィスでバランスボールに変えたら、姿勢が良くなったり集中できたりといった話を聞くのでイメージしやすかったです。
バランスボールの選び方(高さ)
バランスボールを選ぶときに、ボールの高さと足つきかなしかで比較検討しました。バランスボールの高さは、こどもの身長に合わせて目安があります。
こどもの身長 | バランスボールの高さ |
~129cm | 30~35cm |
130cm~144cm | 45cm |
145cm~165cm | 55cm |
うちの兄弟(3歳と5歳)は129cmには、まだまだ届かないので30~35cmのバランスボールを探しました。ただ、3歳だと30cmでも大きいので空気を少し抜いて高さを調整しました。
バランスボールの選び方(足あり/なし)
足がついているものにするか、なしでも良いのか。足つきの効果としては、ボールを置いたときに転がっていかないこと。使ってないときに転がらないのは便利。足がない場合は、同様の効果としてバランスボール用の小さい輪っかを別購入します。
子どもたちは激しく使用することが予想されるので、輪っかだとすぐにどこかに行ってしまいそう…。ということで、足つきに決めました。足の部分はグニャグニャしているので、座ったときに邪魔になったりしませんでした。
1ヶ月、試してみた結果
結果から言うと、良い姿勢をキープしている時間が断然増えました。また、バランスボールをボヨンボヨンしたり遊びながら座っていることもあります。ボール自体はしっかりした作りになっているので、荒っぽく扱っていても割れてしまうことはなさそうです。1ヶ月の経過はこんな感じでした。
- 使い始めは前のめりになりがち ⇒ 注意する
- 兄弟で自分のボールがわかるように印をつける(ケンカしてた)
- だんだん姿勢が良くなる時間が増える
- バランスボールで遊びながら座るようになる
- 姿勢よく座る時間がかなり多くなった
使い始めは姿勢が悪くなりがちだったので、これまで通り「姿勢が悪くなってるよ」と声をかけていました。1週間くらいはあまり変化がなかったです。2周目くらいから、そういえば注意することが少なくなったなーと感じました。
今でも姿勢が悪くなっていることがたまにありますが、以前に比べるとかなり改善しました。ちゃんと座っていられる時間が増えたことで、ほかのバランスボールの効果も期待できそうです。
他のバランスボールの効果にも期待
今回は姿勢改善を目的にしましたが、バランスボールは他にもいろいろな効果があります。
- 体幹を鍛える ⇒ 歪み解消
- バランス感覚を鍛える
- 運動神経向上
バランスボールで体幹やバランス感覚を鍛えることで、運動神経の向上が期待できるそうです。座ってボヨンボヨンしているだけでも、意外と運動量があるとのこと。座りながら普段使わない筋肉を刺激して、いろいろ鍛えられるのは良いと思います。
姿勢が与える影響
姿勢やバランスボールを調べていて、子どもの成長にも影響があることを知りました。
座位姿勢の良い児童は、小学生では自己抑制が高い傾向があり、中学校・高等学校では学校生活に満足しており、学習に積極的で学習を楽しいと感じている傾向があることがわかった
姿勢が悪いとここまで影響があるのかと、びっくりしました。体だけではなく、意欲ややる気といった気持ちの面にも影響があるそうです。
詳しい研究結果はこちら。
【 子供の体幹を鍛える研究~正しい姿勢のもたらす教育的効果の検証~ 】
あとがき
椅子から変えることに少々抵抗がありましたが、結果として変えて大正解でした。ただ座って動画を見ているよりずっと良いと思います。これから先の成長にも影響があるようなので、今のうちから良い姿勢を身につけてほしいと思います。