防災体験で具体的にイメージ!地震・水害体験でいざというときに備える

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非常食の賞味期限切れもあり、家族で最近は防災に対しての意識が高まっていました。そこで防災体験をしながら学べる施設へ行ってきました。防災ツアーを途中でリタイアしたこともあり2施設に行ってます。

リタイアした理由はこちら。

 

防災体験をしてきた施設はこちら

防災センターはいろいろあるので、何ができるのか確認して行くと良いです。だいたいはホームページに載っていますが、わからなかったら電話すると分かりやすく教えてくれます。

 

本所防災館

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最初に行った施設は押上にある本所防災館。建物が大きくいろいろな体験設備が整っています。プレイルームや飲食スペースもあるので、ゆっくり居られる施設になっています。体験ツアーに参加すると防災体験カードがもらえて、5回体験すると修了証がもらえます。このカードは、本所防災館、池袋防災館、立川防災館で行っています。

東京消防庁<防災館・博物館><本所防災館>

 

北区防災センター(地震の科学館)

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次に行ったのは、上中里にある北区防災センター(地震の科学館)。こちらは建物が小さめで1Fと2Fに展示があり、防災について学べます。私が行った日は団体客が入っていたため、防災体験が1時間待ちとなっていました。そこで、特別に地震体験だけ時間外にしてくれることに(団体客が映像視聴中だったため)。スタッフの方がアットホームで親しみやすいです。

東京都北区防災センター(地震の科学館)|東京都北区

 

本所防災館での防災体験ツアー紹介

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基本コース1時間50分とショートコース1時間10分があります。要事前予約。今回は基本コースに参加しました。地震体験、煙体験、暴風雨体験、応急手当体験、消化体験、都市型水害体験の中からランダムで4体験できます。ショートの場合は2体験。最初に20分ほどの映像を見て、各体験が20分程度といった時間配分です。まだ子どもが小さいうちは、ショートコースがおすすめです。私はショートコースがあるのに気付かなくて基本コースにしてしまいました…。

 

都市型水害体験

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都市での水害を想定した説明と体験ができます。体験は外に水がたまっていると想定した水圧で室内のドアが開けられるかと、車に閉じ込められた状態で水圧のかかったドアを開けられるかの2つ。

車のほうは3段階の水位が選べます。私はせっかくなので、一番高い水位で体験してみました。ドアは水圧でかなり重くなっていましたが、なんとか開けることができました。ただ、これ以上重くなると開けられないです。なので、車内に緊急脱出用のハンマーがあると良いとのことでした。

 

ちなみに、ハンマーがなかった人で実際に助かった人の話を聞かせて頂きました。その人は車内が水でいっぱいになるのをじっと待っていたそうです。車内に空気が無くなってきて水で満たされると、中と外の水圧差が軽減されるのでドアが開けやすくなって脱出できたとのことです。ただこれは最終手段で、そこまでじっと待っているのは怖すぎます。なるべくこの方法は使わないようにしたいです。

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次に体験したドアのほうは、一番高い水圧で半分ほどしか開けられませんでした。さらにもう一段高い水圧もありましたが、現在は使用禁止になっています。以前に頑張りすぎた人が、アキレス腱を切ってしまったことがあるそうです(2人ほど)。ちなみに、一番水圧の低い設定では4歳の長男くんがギリギリ開けられてました。ちょっとの水位の上昇でものすごい負荷がかかるので、水をなめてはいけません。水がたまる前の初動の速さによって脱出の難易度が全然違います。

水害体験を終えて、次の地震体験の途中で次男くんが熱を出したので帰宅しました。煙・暴風雨体験は未体験なのでもう少し大きくなったら、また行きたいと思います。

 

北区防災センターでの防災体験ツアー紹介

通常は9:00~16:00まで1時間ごとに体験ツアーが用意されています。ツアー等で体験できるのは、地震体験、煙体験、初期消火訓練、その他体験となっています。私は今回こちらで地震体験をしてきました。

 

震度4~7の地震体験

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スタッフの方の説明を聞きながら、震度4・震度5弱・震度5強・震度6弱・震度6強・震度7・関東大震災の地震を体験しました。最後の関東大震災の揺れを再現した体験は特別にしてくれたそうです。ちなみに、4歳の長男くんは怖がらずにむしろ揺れる体験を楽しんでました。体験時間は約20分ほど。

まずは震度4から体験。地震が起きたらまず頭を守ることを優先。今回の体験では、用意されていた座布団で守っていました。震度5強までは、なんとか立っていることが可能な揺れだそうです。身を守ることが最優先ですが、揺れている状態でも動けるようなら避難路の確保をします。窓や玄関を開けて外に出られるようにしておきます。このとき、そのまま外には出ないこと。上から割れたガラスが降ってきたり、倒壊のおそれがあるためだそうです。

そして震度6~7は立っていると危ないです。転倒してケガをする危険性があります。余震が20秒ほどで本震は5~7秒なので、本震の数秒を耐えてくださいとのこと。外へ逃げる際は、ブロック塀や自販機が倒れてくることを想定して移動するようにとのことでした。

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また余談でマンションに住んでいる人は、建物がどういった形をしているのか確認してみるといいそうです。だいたいは長方形が多く、上の図の黒矢印の方向で揺れます。そのため、赤四角のように家具を配置すると倒れやすいとのこと。グレー四角のように配置しておくと揺れに強く倒れにくいとのことでした。帰って確認してみると部屋の構造上、赤のように配置しないと日常生活に支障がでる箇所がありました。なので、その場合はもし倒れても窓や玄関といった避難路を塞がないように配置を考え直しました。

地震対策は自治体で助成金が出ている場合があるので確認してみると良いですよ。

 

あとがき

体験ツアーではいろいろなことを知ることができました。実際に体験してみないとわからないことも多かったです。体験することでイメージが具体的にできるので、いざというときのシュミレーションがしやすくなります。イメージできているだけでもパニックにならずに初動が全然違うと思うので、体験した価値があると思いました。